なっちゃんのブログ

livedoor Blog のこととか、インドカレーのこととか。

2017年10月

今年も下北沢カレーフェスティバルに行ってきました!
カレー屋はもちろん、居酒屋もラーメン屋も便乗してカレーメニューを出す貪欲さ、嫌いじゃない。私も貪欲にカレーはしごをしました。ミニカレーがあるこのタイミングがハシゴチャンス。

受付でパンフレットをもらい、おすすめを聞いて…
去年と違うなと思ったのは、インスタ映えを考慮したカレーが多いこと!時代だー!
「私たちもインスタ映えで店選んじゃう?」なんて盛り上がって…

1軒目はCafe&Bar Ethical (カフェアンドバー エシカル)でタイカレー。思えばカレーにはまるきっかけは、タイカレーだったのような…。グリーンを越えて今はレッドカレーが好きです。
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バーで隣にいた本屋さんに言われました。
「今年何冊読みましたか?」って。
おそらく2冊…。読み散らかしてるの入れても5,6冊くらい?10月なのに!

昔は読んでいた。好きだった。自尊心だった。
もしかしたら今は、本を読まなくても自尊心を保てるようになったのだろうか…。ふと都合のいい解釈をしてみたけれど、たとえそうだとしても、私は読書が好きだったはずなのに。

それでもバーでの話は楽しかったのです。カズオ・イシグロの話、大江健三郎の話、村上春樹の話、私にもわかる話をしてくれました。

カズオ・イシグロがノーベル文学賞を受賞したのが嬉しくて。私がいちばん好きな小説が『わたしを離さないで』です。あまりに衝撃的で、それから他の作品も読んで、今年読んだひとつが『遠い山なみの光』でした。

遠い山なみの光 (ハヤカワepi文庫)
カズオ イシグロ
早川書房
2001-09-01


カズオ・イシグロのデビュー作だそうです。
イギリスに住み、長女を自殺で亡くした悦子が、戦後の長崎で暮らしていた時代を回想します。じりじりとした距離感、噛み合わない会話、希望があるようで見えない怖さ…他の作品よりいっそう暗く感じました。主人公に感情移入するのは難しかったですが、心理描写が繊細で、読んでいて辛いのに引き込まれました。


カズオ・イシグロは自分が出会った順『わたしを離さないで』と『日の名残り』それから『わたしたちが孤児だったころ』が好きかも。2015年に出た新作も読んでみたいな!
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